小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道
エネルギーを出すための動きは「シーソー」とお伝えしました。
シーソーの詳細は「13」をご覧ください。
このシーソーをどう活かすのでしょうか?
もちろん、上腕骨や大腿骨等、1つの骨としても活かせます。
その1つ1つのエネルギーを受け渡すことでどんどん加速していきます。
この回数をいかに多くするか?
がエネルギーの大きさに繋がります。
人体で言うと、回数を多くするためには「順番通りに動きつつ」「関節を使う」ということです。
いくら筋力があったところで、関節を使えていなければ大したエネルギーにはなりません。
小柄でも飛ばせる人は、より多くの関節を使えているということです。
いわゆる飛ばし屋は、ただクラブヘッドを速く動かすだけではなく、体を使って「加速の積み上げ」をしているということを認識してください。
1.加速して減速すること
加速したエネルギーがそのまま移る訳ではありません。
片方が減速することで、もう片方にエネルギーが移り加速します。
(1)クラブヘッド
クラブヘッドの動きを見てみましょう。
まず、振り子で、手元も左右に動かしてみましょう。
※画像
次に、シーソーです。
※画像
ここでも、明らかにシーソーの方がより大きく速くヘッドが動いている(エネルギーが発生している)ことが分かります。
手元が思い切り減速、むしろ戻るくらいの動きをしています。
振り子:手元のエネルギーが移っていない→弱い
シーソー:手元のエネルギーが移っている →強い
(2)体
※体動いて加速減速
↓
※腕
↓
※ヘッド
体も同様です。
仮に、「腰を回せ」で全体がくるっと横回転した場合は、大した加速も減速も出来ません。
プロでもアマチュアでも、いわゆる「腰を回せ」での回転速度は大して変わりません。
(【ゴルフ動作構造学】では「腰を回す」という表現は使いませんが、正しく動かせば腰の回転速度はかなり上げられます)
例えば、この2つでどちらの方が加速が積み上げるでしょうか?
①手→クラブヘッド
②背骨→肋骨→肩甲骨→上腕→前腕→手→クラブヘッド
→明らかに②ですよね。
時間差で順番に減速・加速をすることで、加速が積み上がっていきます。
多くの関節を使っているため、ロボットのようなカクカクした動きではなく、滑らかな動きで美しく見えます。
スイングが綺麗だから飛ぶという訳ではなく、効率的な動きをすると綺麗になるということです。
これは意識して出来ることではありません。
むしろ、意識的に時間差を作ろうとしてしまうと、逆効果になることがあります。
実際には同時に動かすことで、それぞれに時間差が生まれるので結果的に加速が積み上がるという関係性です。
そして、見えない力ですので、外から形や動きを見ても違いが分かりにくいです。
しかし、実際にプロや飛ばす人はこのように動いています。
見えない力・動きだからと言って追い求めないと、いつまで経っても本質を捉えられない、上達することが難しくなります。