実践編07│インパクト

1.『半身リバース』の操法

背骨を「縦」に3連カーブさせる操法をいきたいと思います。

2連は「どんべえ操法」で「頸椎・胸椎」「胸椎・腰椎」でカーブさせる動きをやりました。
ということは、「頸椎・胸椎・腰椎」をそれぞれ前後にカーブできるということです。

※画像

よく見ると、3ヶ所いずれも前にも後ろにもカーブしています。
ということは、それぞれ2連カーブ時に1連カーブすれば「3連カーブ」ができるということです。

●旋腕の術(せんわんのじゅつ)
上腕骨の外旋などを習得します。

※動画

上から、基本3連カーブは「前・後・前」「後・前・後」です。
1つずつやって、3つとも同時にできるようにしていきます。
そして、この2つを一気にリバース(反転)させるようにします。

その後、色々な組み合わせをやりつつ、全パターンを試してみましょう。
胸椎は後カーブで…腰椎は前カーブと後カーブで…と背骨で遊んでみましょう。

腰椎から順に「後・後・後」「前・前・前」と動かしていくと、背骨が波打つ動きになっていきます。
ただ体を前後に動かしたり、傾いたり、肩を回したりしているわけではありません。
背骨を動かすことで体幹部がそれぞれ動いているということです。

これがチーターなど足が速い脊椎動物が生み出す背骨の動きです。
細かいことを言うと他にもありますが、背骨を動かさないと話にならないということが分かったかと思います。

今回で、『半身リバース』に係る背骨の「縦・横」に動かす操法は以上になります。
「縦・横」を組み合わせて色々と動かしてみます。

例として2つやってみましょう。
①上から「後・前・後」「左・右・左」

縦横どちらが先でもいいです。
「後・前・後」を作って、「左・右・左」。
1つずつでもいいですし、胸椎を動かして頸椎腰椎が逆としてもいいです。

それぞれなるべく限界までカーブを強くしてみましょう。

②上から「前・後・前」「右・左・右」

今度はその逆です。
こちらも限界までカーブを強くしてみましょう。

胸椎・頸椎の横はやりやすいけど胸椎・腰椎の横はやりにくいなど、どれかが苦手という動きが出てくると思います。
そこを重点的にやっていき、全てが高水準でできるようにしましょう。

動かしているときに分かったと思いますが、
①TBS
②ダウンスイング
の動きです。
この2つをリバース(反転)させることがゴルフスイングの背骨の動きです。

縦と横なので結果「斜め」に動きます。
左右の半身が動くのも、それによって動くということです。
※半身リバースと背骨と半身の違いが明確じゃないわこれ

2.『半身リバース』の解放

インパクト~フォローでの『半身リバース』の動きについてです。

肋骨(胸椎)は、ダウンスイングで左カーブになったものを「真っすぐ」にします。
後カーブしたのが「真っすぐ」になります。

真っすぐに「戻す」というよりも「解放する」という方が適切です。
しなりを維持しているものをしなり戻すということです。
弓矢で矢を放つ感じです。

※動画
※画像

注意点としては、アドレスに戻るとか前傾を起こすということではありません。

※画像

今までやってきた通り背骨の捻じれだけなので、体の角度自体を変えるものではありません。
前傾して背骨を動かしてみて、前傾角度が変わらないことを確認しましょう。

そして、この「背骨の解放」ができると、背骨につられて左半身が少し戻ってくることで、いわゆる「腰の逆回転」の動きが生まれます。
インパクト~フォローにかけて、腰が逆回転や止まったように見える、トッププロの一部の動きです。

※動画

3.中手骨頭の「縦」シーソー

目の前の人と握手する格好で、「横」つまり中手骨頭が左右に動くと説明をしてきました。
実は「縦」もあります。

●旋腕の術(せんわんのじゅつ)
上腕骨の外旋などを習得します。

同じ格好で中手骨頭を縦、つまり上下に動かします。
手根骨は反対に上下で、シーソーさせます。
手首ではなく、中手骨頭と手根骨の土台部分です。

(便宜上、手首の状態の話として背屈などと表現します)
撓屈・コック(親指側に折る)の動きは、背屈(手の甲側に折る)が入っている量によって、動かせる範囲が変わります。

背屈0の場合と100の場合を比べてみましょう。
右の背屈は100です。
ということは、撓屈側に動かせるということです。

中手骨頭縦シーソー(中手骨頭が上)が入ると、右前腕は内旋します。
『雑巾腕』でMAX外旋のまま、前腕を内旋させる本当の動き方がこの『中手骨頭シーソー』の「縦」ということです。

手首ではありません、手の土台部分を動かすことで前腕が勝手に動きます。
そして上腕、肩甲骨…と次々に骨を介して動いていくことができます。
これが前腕だけを回すとしてしまうと、そこだけの動きとなり他の骨や関節は動きません。

この縦・横の動きを複合させます。
TB:横は中手骨頭が左・縦は下
BS:横は中手骨頭が右→縦は上(順番、縦は徐々に入れていく)
ダウン:横は右MAX維持、縦はずっと上
インパクト~フォロー:横は右MAX維持、縦は更に上

という関係性になります。
リバース(反転)ではないので、単純にシーソーと名付けました。
こう考えると、『半身リバース』はかなり綺麗なリバースですね。

「手→前腕→上腕→肩甲骨→鎖骨→胸骨→肋骨→背骨」と繋がっています。
『雑巾腕』状態を作っておく、肩甲骨や鎖骨は動かせるようにしておく、背骨もカーブできるようにしておく。
すると、最初の手を動かすだけで全部が繋がって動いていくようになります。

まさに「ゴルフスイングの原点」と言っても過言ではないでしょう。

4.『構造的スクエア』

インパクト付近のスーパースローが撮れるのであれば、見てみましょう。

特定の測定器でないと撮れないと思いますので、検品ドリルで振っているときに各ポジションで『構造的スクエア』かを確認しましょう。
①ダウンスイングでシャフトが水平
②一直線フォロー
③フォローでシャフトが水平
でのフェース(リーディングエッジ)の向きも確認してみましょう。

ゆっくり動かしてそうなっているか?の確認と、ボールが曲がり始めたときや迷ったときの指針として覚えておきましょう。

5.しなり

【知識編】4(4)③ハンドファーストを作ります。

・アドレスからそのまま手元を左へ出す(フェースは開く)
・シャフトターンしてフェースは飛球線に真っすぐ

『肩甲骨ハンガー』状態で、左腕が最も左へ行かせます、アドレス時よりは左へ行きます。
形としては、『中手骨頭シーソー』の右中手骨頭がMAX右(背屈状態)です。
『中手骨頭シーソー』は実はハンドファースト、そしてインパクトに欠かせない動作だったということです。

その形から、しならせてみましょう。

【NG】
★検品ドリル:中手骨頭シーソー、中手骨頭シーソー+腕雑巾
いずれも
①シャフトが暴れる

①シャフトが暴れる
シャフトが暴れるということは、しなる・戻る・返す方向がゴルフスイングに対して一致していないということです。

しなる角度が合っていれば、余計な動きをしなければ戻って返ります。

6.MAXハンドファースト

『左前傾ロック』でMAXハンドファースト~をやってみましょう。
肩甲骨ハンガー状態で左腕がMAX左へ動かします。という前提が必要な気がする。

【OK】
☐(正面アングル)左腕が体の中で止まる

【NG】
①左腕が体の中で止まらない

①左腕が体の中で止まらない
『肩甲骨ハンガー』『左前傾ロック』が不充分です。
『肩甲骨ハンガー』については、「マスターチェック:中手骨頭シーソー」で再チェックしましょう。

これダウンのOKNG次第だな

7.インパクトで押し込む?

背骨は「解放」です。
これが一瞬の大きなエネルギーとなります。

ダウンスイングの途中まで来て、背骨の解放だけでクッションなどを叩いてみましょう。

※動画

最初はこれだけ構いませんが、右腕を伸ばす、『左前傾ロック』など今までの動きも追加しましょう。
実際のスイング中ではインパクト直前の動きですので、「インパクトで押し込む」ように感じられます。

更に下半身の動きを入れることでインパクトゾーンに繋がりますので、まずは上半身だけできるようになりましょう。
また、背骨の解放によって「腰の逆回転」(逆回転までいかずとも一瞬止まる)が発生します。
トッププロに見られる「腰の逆回転」は、勝手に発生しているものであり、背骨を使えるようになれば誰でも発生させることができます。

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