知識編03│グリップ

ゴルフクラブとの唯一の接点

●グリップ迷子になることがなくなります
●適当にグリップしていたことが目的を持ってグリップするようになれます

●「左手ハンガー」の意味や重要性に気付けます

肩甲骨ハンガーという上半身の土台が作れたら、次はグリップです。
グリップを疎かにしたら上達は非常に困難です。
なぜなら、ゴルフクラブとの唯一の接点なので、ちょっとした違いでも大きな結果の差が生まれます。
グリップを疎かにする人は再現性を上げられないと思ってください。

体の動き → 肩甲骨 → (ココ)ゴルフクラブ

以下に4点の重要事項を挙げますので、全て確実に体得してください。

1.合谷グリップ

合谷(ごうこく)と言いますが、万能ツボの1つとして知られています。
剣術では、この合谷が真上に握り、正面に振り下ろした際にも真上にくるようにします。
相手を斬るために最もエネルギーを発揮できる位置が、この合谷だからです。

※画像

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グリップした際に、合谷がグリップの真上に来るかを確認しましょう。

「右親指と人差し指で鍵を作れ・V字を作れ」という話を聞いたことがあると思います。
なぜそう言われるのか正確なことは分かりませんが、エネルギーを発揮する構造からすると以下のようなことが言えます。

※画像

この「合谷に締まっている・力が入っている状態にする」ということを言いたいのだと思います。
しかし、それが分からない人が多い&目で見える「指で鍵やV字という形」が分かりやすいので、そこだけが独り歩きしてしまっていると思われます。
今後も何度も出てきますが、「形だけ」を気にした動きは何の意味もありません。
どこがどう動いた結果、そうなっているか?が重要なのです。

2.指で引っかける

ほとんどのアマチュアが
●指で握っている
と思います。

指は「握る」ではなく「引っかける」です。

Q.「握る」と「引っかける」、どう違うのか?

※動画(指が左か右か)

めちゃくちゃ重要です!
ここが出来ていなかったら、これ以降のことをやってもNG動作になる可能性が高くなります。

ここで、手や指の勘違いを改めたいと思います。

(1)手の構造

※画像

手の骨はこのようになっています。
大きく分けると、土台部分と指部分に分かれています。

土台の一番下は「手根骨(しゅこんこつ)」と言います。
手の根っこですね、分かりやすくて助かります。
ここは後でも出てきますので覚えておいてください。

(2)指の構造

では、指の部分です。
先ほどの画像で見ていただいた通り、思っている指とは全然違うことが分かったと思います。

※画像

指は思ったより長いです。
指の付け根だと思っていた部分は「中手骨(ちゅうしゅこつ)」という、手のひらの中にある指です。
指を動かすのは、この中手骨から動かすということです。
そして、中手骨の一番上である「中手骨頭(ちゅうしゅこっとう)」、これが今回の主役です。
(頭=端にある膨らんだ部分です。腕の骨の上腕骨頭、太ももの骨の大腿骨頭などがあります)

上述の「引っ掛ける」動きをしたときに、この中手骨頭が少し出っ張ってきます。
ここに引っ掛けるのです。

そのあとに、土台部分である手根骨で握ります。
どちらかだけではエネルギーを伝えるグリップになりません、2つで1つです。

●手根骨(しゅこんこつ)
●中手骨頭(ちゅうしゅこっとう)

3.左右の手の重ね方

オーバーラッピングかインターロッキングかなどは考えたことがあると思います。
そんなことよりも重要な「左手でグリップしたものに対して、右をどう重ねるか」をきちんと考えたことがありますか?

※画像

手根骨や中手骨頭を使ってグリップした場合、正面アングルでグリップの見え方が変わります。

アマチュアのほとんどは、NGのように親指の第二関節が見えます。
左右の手が離れている証拠です。
なるべく両手は一体化させ、インパクトの衝撃に負けないようにしましょう。

4.左手ハンガーでヘッドを落とさない

こちらも非常に重要です。
やはりゴルフクラブと体を繋ぐ唯一の接点なので、グリップは重要ですね。

「左手ハンガー」と名付けました。
『肩甲骨ハンガー』と同様に、ハンガーのように吊るすことから名付けました。

1~3が出来たうえで、「左手ハンガーでヘッドを落とさないグリップ」です。
これが出来ていることが今後の前提条件になります。

※画像

左手首とクラブに自然と角度が作られます。
他の指はグリップに触れなくとも、クラブヘッドが落ちることなく一定の位置に止まります。
てこの原理を利用してロックをかけているので、支える力は最低限で構いません。

人差し指だけだとインパクト時の衝撃に耐えられないので、小指・薬指・中指はしっかり握りましょう。

「肩甲骨ハンガー」で腕力(上腕)の力に頼らない仕組みを作り、グリップで指や前腕に頼らない仕組みを作りました。
これらが出来ていると、いわゆる「筋力に頼らないで打てる」ということになります。

腕力に頼ると、腕力の強さ次第になってしまいます。
また、意図的に一部の筋力に頼ると言うことは、体調や疲労具合により左右します。
同日でも、練習の前半と後半や、1ホール目と18ホール目で変わってきます。
そして何より、筋トレなどをしないと上限が上がらないため、ある程度のところで頭打ちになってしまいます。


『半身リバース』で背骨を動かせていても、ボールにエネルギーを伝える「唯一のゴルフクラブとの接点」であるグリップができていなければ大損します。

1~4を合わせて行うと、グリップの完成です。
詳しいやり方やNGについては【実践編】にてご確認ください。

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