実践編03│グリップ

【知識編】でお伝えした、各グリップの仕方を説明していきます。

1.合谷グリップ

※画像

【OK】
☐左手のみ・両手ともにグリップした際に合谷がグリップの真上に来る
☐左親指はグリップの斜め右
☐右親指はグリップに斜めにかかる

【NG】
①合谷が上に来ていない
②左・右親指が真上

①合谷が上に来ていない
②左・右親指が真上
合谷の位置をきちんと覚えましょう。

※画像

【NG】②ですが、左親指はグリップに対して真上にはきません。
合谷が真上にくるため、左親指はグリップに対して全体的に少し斜めに当たります。
親指を真上にしてしまうと、フェースターンをさせすぎてしまう危険性がありますので、もし引っかけやフックで悩んでいる方はこれだけで変わる可能性もあります。

また、右親指はグリップに対して斜めにかかるようになります。

●旋腕の術(せんわんのじゅつ)
上腕骨の外旋などを習得します。

2.指で引っ掛ける

●旋腕の術(せんわんのじゅつ)
上腕骨の外旋などを習得します。

引っかけ操法

※動画

【OK】
☐右手のひらを上に向けた際に中手骨頭の出っ張りに、クラブが引っかかる

【NG】
①中手骨頭の上に乗る
②指で握り込む

3.左右の手の重ね方

まず、2.の右手で中手骨頭に引っかけた状態にします。
ここから手根骨を近づけていきます。
指で握り込むのではありません。

この動きができるようになったら、両手を重ねます。

左手でグリップをします。
右手は中手骨頭に引っかけます。
ここから右の手根骨を近づけます。
そして、左親指を右の生命線で覆いかぶせるように重ねます。

これではじめて、中手骨頭と手根骨の間、土台部分でしっかりと握ることができました。

この状態で、【知識編】で見たように正面からグリップを見てみましょう。
親指の第二関節が見えない状態がOKです。

【OK】
☐親指の第二関節が見えない


【NG】
①手根骨ではなく指で握り込む
②生命線からずれている
③親指の第二関節が見える

その「形」ができているから良いのではありません。
「手や指」をしっかりと使った結果グリップできているかどうかです。
また、中手骨頭、手根骨など見えない部分を使えているか、これこそが人体の構造通りに使えているかの違いです。

●旋腕の術(せんわんのじゅつ)
上腕骨の外旋などを習得します。

4.左手ハンガーでヘッドを落とさない

※動画

まず、人差し指の第一~二関節でグリップを引っ掛けます
次に、小指球(手のひらの小指側でぷにっと肉厚なところ)でグリップを引っ掛けます

【OK】
左手首とクラブに自然と角度が作られます。
他の指はグリップに触れなくとも、クラブヘッドが落ちることなく一定の位置に止まります。
筋力で止めている訳ではないので、特に疲労しません。

【NG】
①ヘッドが落ちる
②小指球ではなく生命線でグリップしている

●旋腕の術(せんわんのじゅつ)
上腕骨の外旋などを習得します。

Q.グリップの力はゆるゆる?
よく「卵を潰さない」「ひよこを包む」などの言葉を耳にすると思います。
かなり弱いということです。
よく考えてみてください。

ヘッドスピードやボールスピード(初速)が出てくるほど、グリップで衝撃をいかに耐えられるかが重要になってきます。
そのときにへろへろのグリップをしていたら、エネルギーを逃して当たり負けして曲がるし飛ばないという結果になってしまいます。

つまり、当たり前のことですが強く握ります。
正確に言うと、引っかけたうえで土台部分(中手骨頭と手根骨)でしっかりと握ります。

しかし、アマチュアは「指」で強く握り込みます。
強く握ると、指、手首、前腕や上腕も固まります。
筋肉は、意図的には「固めるか固めないか」しか出来ません。
筋力を発揮するときは必ず「固くない→固くなる」という変化が必要です。
つまり、筋力が発揮できない=動けない状態を自ら作っています。

ここを勘違いして、グリップはゆるゆるにしろ、脱力しろなどと言う人がいますが、「(その人なりに)インパクトで当たり負けしないグリップを作れている」という大前提が抜けています。

まずあなたに必要なものは、インパクトで当たり負けしない強靭なグリップを作ることです。
グリップをきちんと作れなければ、次回以降の動きも無駄になってしまいますので、毎日少しずつでもゴルフクラブを握って必ず体得しましょう。

筆者

ここまでは、自分の体だけできるものやグリップするだけのものです。
スイングする必要はありません。
体を動かす、グリップするだけなら、毎日でも何回でもできますよね?

★習得チェック

☐(合谷)NGナシでOKができるか?
☐(引っかけ)NGナシでOKができるか?
☐(左右の重ね)NGナシでOKができるか?
☐(左手ハンガー)NGナシでOKができるか?
☐(握力)指の力を抜いても、土台部分でグリップを保持できるか?
☐(握力)前腕はガチガチに固くなく、少し張っている程度か?

次回からは、ゴルフスイングの説明に入ります。

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